庶民フェラーリオーナーのにちじょ~(--)

色々と背負いすぎないでイイよ(--)

黒磐浩史

本日は待機業務で宿直室にて過ごした。
業務という名目だが連絡が取れれば何をしていても良い。

宿直室は五畳ほどの間でベッドと机が置かれた簡素な部屋である。
ここで明日の朝まで過ごす事になる。

 

 
まず始まってからする事は機器の充電作業だ。
Nintendo SwitchPSVita
そしてiPad miniなど私に欠かせない代物たちにエネルギーを与える。

業務は無いが私にはしなければならない事が山積している。
四神獣の解放、東京喰種:Reの読破、
幕末浪漫第二幕 月華の剣士の各人エンディングの視聴…

唯一独りになれるこの時間を決して無駄にせず、
全力でタスクをこなす必要がある。

Switch を起動し神獣ヴァ・ナボリスの解放から取り掛かる。
ヴァ・ナボリスは砂漠を席巻する超巨大な体を持ち、
近づく者には雷撃を放ってくる強敵だ。

雷を防ぐ能力を持つ族長ルージュと共にヴァ・ナボリスへ。
ルージュが雷を引きつける間に私が弓でバクダン矢を放ち脚の動きを絶つ。

四本あるうちの三本を難なく捉えるが、
最後の一足の距離が遠く時を浪費していく。
焦りからルージュと離れ雷撃を被弾する。

ルージュから離れれば雷撃をくらうが、
離れなければ脚を捉える距離に近づけない。

ならば雷撃を放った合間にすばやく移動し脚を捉えるしかない。
勝機は僅かな時間であり体力も少ない。
だがやらねばならない。

ヴァ・ナボリスが雷撃を放つ。
着撃と同時に高速で近づき矢を引きしぼる。

脚は動いており照準が定めにくい。
動きを読み脚が行く先に渾身の矢撃を投じる。

命中!

脚の動きを断たれたヴァ・ナボリスが地面を舐める。
ルージュに別れを告げヴァ・ナボリスの内部へと潜入する。

心地よい戦闘の緊張を感じながら、
目を休める必要を感じSwitch を閉じる。
潜入ミッションは明日執り行う。

少し休み昼食に入る。
妻が入れてくれた弁当に舌鼓をうつ。

鶏のムネ肉に大根おろしを和えたもの、
卵にチーズを載せたものなど私の好みに合わせて調理されている。
心遣いに感謝しながら頂いた。

その後東京喰種:Reを読んだ。
人を喰らう喰種の物語だ。

喰種とこれを駆逐せんとする捜査官を中心に話が展開されていく。
人を喰らう事でしか生きられない喰種の生き様、
取り締まる捜査官の死と隣り合う様相が描かれる。

前作の東京喰種のアニメから視聴してファンになり、
単行本を読み進めている次第である。

特に感情移入しているのが鈴屋什造だ。
什造は喰種に育てられた人間で捜査官の一人。
その経緯から精神に問題があるが戦闘力は凄まじく高い。

女性を思わせる容姿と異様な強さに惹かれるのだ。

 

前作では不安定な情緒と残忍さを伴う強さがあった。
だが良い上司に恵まれ徐々に人間性を取り戻していく。
最後は上司が再起不能になり今までになかった悲しみの感情が描かれていた。

今作はそれから二年後であり什造の成長した姿を見る事ができる。
四巻ではかつての育て親と対峙し葛藤していく。

そんな宿命をもった什造から目が離せない。
気がつくと東京喰種を読み耽って四時間も経過していた。

さすがに疲れがあり夕方から寝床についてしまう。
起きたのは八時で昼寝を長時間行う失態を犯した。

平日の睡眠を削り趣味に勤しむ反動もあったのだろうか。
もう少し早く寝るべきだ。

起床後この日記を書いている。
充実した一日であった。

普段の休日は子どもとの時間に割かれる私にとって、
この独り時間というものは貴重である。

趣味に没頭し英気を養えたことでまた家族と向き合う事ができる。
時間を与えてくれた事に感謝し明日からの人生を楽しんでいこう。


黒磐浩史