何だかヤバそうな名前の本ですのお(--)
結婚に関係したかなり「恐い」お話でした。
ボクも気をつけないと・・・ね?
さてレビューを書いてみますか(--)
この本はその名の通り結婚に関連した小説である。
短編小説で8つお話があるんだけれど、
一編は15分くらいで読める。
死、不倫、ストーカー、公園デビュー、妊娠ストレス・・・
などなど、
あらゆる結婚の負の部分が描かれている。
主眼を女性に当ててるのが本書の特徴。
男性はあまり良い描写ではえがかれていなかった。
だらしない感じである。
著者「貫井徳郎」さんは男性なんだけど、
女性視点でここまで書けるってのはすごい。
他の本も読んでみたくなった。
八つの話の中で一番印象に残ったのは最初の話である「崩れる」だ。
夫はロクに働きもしない「ダメ夫」で、
妻がパートで働いて何とか家計をささえている。
子どもを何とか大学卒業させ銀行へ就職したと思ったら、
2か月でやめてニート。。。
暑い中一人パートで働きづめて、
家事全般もこなす。
二人はクーラーつけながら日中テレビを見て、
な~んにもしてくれない。
文句ばかり言う。
そんな生活に徐々に精神崩壊していく。
この妻の心理状態に読んでいる自分もなっていくんですよ。
感情移入が半端じゃなかったです。
この話の結末はかなり凄惨ですお(--;;;
他の7つのシナリオもダークだった。
どれも先が知りたくて一気に読んでしまった。
ボクは小説に入りこめて女性目線で結婚について考えることができた。
なので、
男性、特に既婚者に読んでもらいたい小説かと思う。
妻には優しくすべきですお(--)
女性は読んだら結婚に絶望してしまうのではなかろうか・・・。
なんてね。
でわでわ(--)/